Proxy support for NVDA
- 開発者: Jose Manuel Delicado
- NVDA compatibility: 2023.3.4 and beyond
- ダウンロード 安定版
このアドオンにより、NVDAスクリーンリーダーが一またはそれ以上のプロキシサーバーを経由してインターネットに接続出来るようになります。それを可能にするために、選択された設定に従って、標準Pythonライブラリに様々なパッチを適用したり、特定の環境変数を修正したりします。 NVDAやそのアドオンを、組織プロキシサーバーが許可している場合、会社環境から自動的にアップデート出来、リモートセッションも可能になります。
特徴
- サポートされているプロキシサーバータイプ: http, socks4, socks5.
- 全てのトラフィック、または特定のトラフィックのみ (http, https, ftp)を、プロキシサーバーを経由してリダイレクトする機能。
- 全てのトラフィックをプロキシサーバーを経由してリダイレクトし、その後、特定のトラフィックを他のサーバー(ネストされたプロキシ)を経由してリダイレクトする機能。
- プロファイルスイッチとコンフィグリセット判別: 普段ポータブル版NVDAで作業をしている場合、様々なプロファイルを様々な環境(自宅、仕事、オフィス1、オフィス2)について作成することが出来、手動でそれらを有効化出来る。
使用方法
このアドオンをインストールすると、NVDA設定ダイアログに、「プロキシ」という名称の新しいカテゴリが追加されます。このカテゴリには、4つの設定グループがあります。一つ目は、すべてのトラフィックに対するジェネラルプロキシを設定出来ます。他のグループは、プロキシサーバーを特定のプロトコルのみに設定出来ます。 全てのグループには、次のフィールドがあります:
- ホスト: プロキシサーバーのホスト名またはipアドレス。特定のプロキシを無効にするには空欄にします。
- ポート: サーバーポート。
- ユーザー名: 任意。サーバー認証のユーザー名。
- パスワード: 任意。サーバー認証のパスワード。socks4サーバーではパスワードは要求されないことに留意下さい。
前記フィールドに加え、次のオプションが第一設定グループで使用可能です:
- SOCKS プロキシタイプ: socks4, socks5 または http が選択可能です。
- DNSがリクエストした場合に可能であればプロキシを利用する: このチェックボックスがチェックされている場合、ホスト名またはドメイン名はプロキシサーバーで直接送信され解析されます。チェックされていない場合、名前はローカルで解析され、サーバーは行先ipアドレスのみを受信します。socks4プロキシサーバーの必ずしも全てがこのオプションをサポートしているわけではないことに留意して下さい。
典型的には、ほとんどのユーザーは第一設定グループのみ設定する必要があると思われます。プロキシの詳細が不明な場合は、組織のネットワーク管理者に詳細をお尋ね下さい。
限定
- IPV6サポートは非常に限定されたものとなっています。
- UDPトラフィックについては全てのプロキシサーバーでサポートされていません。
- 外部DLLライブラリはこのアドオン内にされた設定を尊重しません。
- httpプロキシサーバーについては、ベーシック認証だけがサポートされています。ダイジェスト認証はサポートされていません。
- 全てのトラフィック(https接続を含む)をhttpプロキシを経由してリダイレクトするには、サーバーはCONNECT httpメソッドをサポートしてしなければなりません。
- 「直接接続」モードは設定出来ません。特定のプロキシが無効化されている場合、代わりにシステムのデフォルト設定が使用されるでしょう。
履歴
Version 1.2
- Compatible with NVDA 2023.1.
- For security reasons, minimum NVDA version is set to 2022.4.
- Updated translations.
バージョン1.1
- NVDA2022.1に互換。
- セキュリティ上の理由で、最小NVDAバージョンを2021.3に設定。
- 「可能な場合dnsリクエストにプロキシを使用」チェックボックスがチェックされていて、ジェネラルプロキシが設定されている時の、socket.getaddrinfo機能を修正。
バージョン1.0
- 最初のリリース。