NVDA Unmute
- 作者: Oleksandr Gryshchenko
- バージョン: 1.5
- NVDA 互換性: 2019.3 以降
- ダウンロード 安定版
このアドオンは、NVDAが起動した時のWindowsのオーディオシステムの状態を確認します。そして、音がミュートされていることがわかると、アドオンは強制的に音をオンにします。
同時に、NVDAのプロセスの音量レベルが別途確認されます。
このアドオンはまた、読み上げ合成音声の状態も確認します。もし、その初期化に問題があるようであれば、NVDA設定に指定された合成音声を開始しようとします。
また、どのオーディオデバイスでNVDAの音を出力するか確認する追加の機会があります。そして、もしそのデバイスが既定のデバイスと異なる場合は、出力は自動的に、メインとしてシステムにインストールされているオーディオデバイスに切り替わります。
備考: もしアドオンが起動すると、NVDAの音量がオンラインでも、音が常に鳴ります。つまり、アドオンは、NVDAを起動する時いつも、出力をメインのオーディオデバイスに切り替えます。
これは、NVDA設定でのオーディオ出力デバイスが、既存の出力デバイスまたは「Microsoftサウンドマッパー」と異なる時に起こります。
これは、次の方法の1つで簡単に解決出来ます:
- NVDAを再起動後、現在の設定を、NVDA+Ctrl+Cで保存します。この既定のオーディオデバイスは、NVDA設定に保存され、NVDAが起動する時に、毎回切り替えが起こりません。
- NVDA設定の変更を保存したくない時は、Unmute設定パネルのオーディオデバイスの切り替え機能を無効にします。
アドオン設定ダイアログ
アドオン設定パネルを開くには、次のステップに従います:
- NVDA+Nを押してNVDAメニューを開きます。
- 設定(P)、設定(S)に行き、カテゴリーリストで「Unmute Windows Audio」を見つけて開きます。
これで、アドオン設定の間を動くのに、タブキーが使えます。
アドオン設定ダイアログでは、次の選択肢が利用出来ます:
アドオン設定ダイアログの一番目のスライダーでは、NVDAを起動した時の、Windowsの音量レベルを決められます。
ボリュームを上げる動作が適用される最小ウィンドウズ音量レベル。このスライダーで、アドオンの感度レベルを調整出来ます。
もし音量レベルがここで示された値よりも小さくなったら、次にNVDAを起動する時に音量が上がります。
そうでなければ、もし音量レベルがここに示す値よりも高いままであれば、NVDAを再起動する時、レベルは変わりません。
そして、もちろん、もし音が前もってオフになっていたら、再起動するとアドオンがとにかくオンにします。
- 次のチェックボックスで、合成音声のドライバーの再初期化を有効に出来ます。
この動作は、NVDAの起動時に、合成音声のドライバーが初期化されていないのを検出した時にのみ開始します。
このフィールドで、何回合成音声ドライバーを再初期化しようとするか指定出来ます。1秒ごとに繰り返し試行されます。0の値は、試行を、この動作が成功して完了するまで、絶対的に行います。
「既定の出力オーディオデバイスへの切り替え」の選択肢で、NVDAの音が出力されるオーディオデバイスを起動時に確認出来るようになります。そして、このデバイスが既定のデバイスと異なる時には、出力が自動的にメインとしてシステムにインストールされているオーディオデバイスに切り替わります。
次のチェックボックスで、動作が成功した時に起動音を鳴らすかどうかを切り替えます。
サードパーティのコンポーネント
このアドオンは、次のサードパーティコンポーネントを使用します:
- Windows Core Audio APIとやり取りをするために、MITライセンスで配布されている、PyCawモジュール。
- 実行プロセスの情報を取得し、PyCawのコンポーネントを使うために、BSD-3ライセンスで配布されているpsutilモジュール
変更履歴
バージョン1.5.5
- アドオンは互換性について、NVDA 2021.1でテストされています;
- サードパーティのモジュールpsutilを更新;
- このアドオンは、Python 3.7と3.8をサポートするように適合しています;
- MyPyタイプの注釈をアドオンのソースコードに追加しました;
- 「既定の出力オーディオデバイスに切り替え」機能を追加しました;
- アドオンのパラメータを常に、基本設定プロファイルに保存されるようにしました。
バージョン1.4
- NVDAのプロセスの起動ボリュームを別々に増加する方法を加えました;
- 動作が成功している音での通知を変更しました(Manoloのおかげです);
- 全ての手動音量コントロール機能が、NVDA Volume Adjustmentアドオンに移りました。
バージョン1.3
- メインオーディオデバイスと起動中のプログラムの音量を別々に操作出来るようになりました;
- ベトナム語への翻訳を更新しました(Dang Manh Cuongのおかげです);
- トルコ語への翻訳を追加しました(Cagri Doganのおかげです);
- イタリア語の翻訳を加えました(Christianlmのおかげです);
- 簡体中国語への翻訳を追加しました(Cary Rowenのおかげです);
- ポーランド語の翻訳を追加しました(Stefan Banitaのおかげです);
- ウクライナ語の翻訳を更新しました;
- ReadMeを更新しました。
バージョン1.2
- Windows Sound Managerの代わりに、Core Audio Windows APIを使用するように、切り替えました;
- このアドオンで音をオンにするのに成功した時に、起動音を再生するようにしました。
バージョン1.1
- アドオン設定ダイアログを追加しました;
- ウクライナ語の翻訳を更新しました。
バージョン1.0.1
- 合成音声ドライバの初期化に失敗している場合に、有効化を繰り返し試みるようになりました;
- ベトナム語の翻訳が、Dang Manh Cuongにより追加されました;
- ウクライナ語の翻訳が追加されました。
バージョン1.0 実装の機能
このアドオンは、サードパーティモジュール、Windows Sound Managerを使用しています。
アドオンのソースコードの変更
このレポジトリをクローンして、NVDA Unmuteに変更を加えることが出来ます。
サードパーティへの依存
これらはpipでインストール出来ます:
- markdown
- scons
- python-gettext
配布のためのアドオンをパッケージするには
- コマンドラインを開き、このレポジトリのルートディレクトリに変更します
- sconsコマンドを実行します。エラーがなければ、出来上がったアドオンが現在のディレクトリに入ります。