WordNav

  • 作者: Tony Malykh
  • ダウンロード 安定版
  • NVDA 互換性: 2019.3 以降

WordNav NVDAアドオンは、搭載の単語によるナビゲーションを改善します。また、単語の異なる定義による単語ナビゲーション機能をさらに追加します。

多くのテキストエディタは、Control+左矢印/右矢印コマンドでの単語ナビゲーションをサポートしています。ただし、単語の定義は、プログラム個々に変化します。これは、Monacoなどの、モダンなウェブベースのテキストエディタについて、特にそうです。NVDAは、与えられたプログラムで単語を正確に読み上げるためには、単語の定義を知らなくてはなりません。もし、NVDAが正確な定義を知らない場合、単語が飛ばされる、または、複数回発音されます。さらに、いくつかのウェブベースのテキストエディタは、カーソルを単語の最初ではなく、終わりに置きます。これにより、視覚障害ユーザーにとっては、編集がより困難になります。この問題に取り組むために、私は、単語の定義をNotepad++から取り、プログラムの単語の定義に頼らず、むしろNVDA側で行から単語に分ける、拡張された単語ナビゲーションコマンドを作りました。Control+左矢印/右矢印ジェスチャーは、プログラムに送られないため、読み上げの一貫性を確保します。

WordNavアドオンの試作品は、以前はTony's enhancementsアドオンの一部であったことに留意して下さい。干渉を避けるために、アンインストールする、または、Tony's enhancementsの最新安定版に更新して下さい。

現在、WordNavは、4種類の単語の定義をサポートしていて、異なるジェスチャーに割り当てられています:

  • 左コントロール+矢印: Notepad++の定義で、英数文字を単語として扱い、隣の句読点記号もまた単語として扱います。多くのユーザーにとって最も便利な単語の定義であるはずです。
  • 右コントロール+矢印: 細かい単語定義で、camelCaseIdentifiersunderscore_separated_identifiersを複数の部分に分け、カーソルが長い識別子内に行くようにします。
  • 左コントロール+ウィンドウズ+矢印: 粗い単語定義で、文字と隣り合うほぼ全ての句読点記号を1つの単語の一部として扱い、そのため、次のようなパスC:\directory\subdirectory\file.txtを一つの単語として扱います。
  • 右コントロール+ウィンドウズ+矢印: 複数単語定義で、いくつかの単語を組にします。単語数を設定出来ます。

ジェスチャーは、WordNav設定パネルで変更出来ます。

備考

  • 現在はWordNavは、Control+Shift+左矢印/右矢印の、単語を選択するジェスチャーを変更出来ません。そういったコマンドの実行は、非常に、より複雑だからです。
  • Windows 10のバーチャルデスクトップ機能を使用したい場合は、Control+Windows+矢印のショートカットキーを、WordNav設定パネル、またはNVDA入力ジェスチャーダイアログで無効かするのを覚えておいて下さい。
  • WordNavは、VSCodeではうまく動きません。内部的な最適化により、VSCodeは、ファイルの内容の数行しか一度に表示せず、動的に変化し、時折WordNavのアルゴリズムの妨げになるからです。